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金谷 義博*; 梶 加名子
繊維学会誌, 45(7), p.318 - 323, 1989/07
表面官能基濃度の高いポリエステル繊維を得る目的でメタクリル酸の薄層グラフト重合を行なった。グラフトメタクリル酸の濃度と繊維のアルカリ加水分解による方法で調べたところ、この濃度は繊維の最表面で比較的低く、表面から1m以内の内部で最大値を示し、更に内部では次第に減少し0に近づくことが明らかになった。この結果から、グラフト後、繊維の表層部分をアルカリ処理により適量削り取り、表面官能基濃度最大の面を露出させることにより、表面官能基濃度の高いグラフト繊維が得られることが期待できる。事実、メタクリル酸のグラフト率が1%以下のポリエステルでも、アルカリ処理により鮮明に染色されるようになった。
河西 俊一; 武久 正昭
J.Macromol.Sci.,Part A, A14(4), p.605 - 615, 1980/00
アクリル酸メチル(MA)、アクリル酸n-ブチル(BA)の高圧下における放射線重合およびas-polymerizedポリマーモノマー共存系のP-V挙動を測定した。両モノマーのP-V挙動はメタクリル酸エステルの場合とは異なり、2000kg/cm(MA)、1300kg/cm(BA)で異常性を示した。これに伴い重合挙動も変化し、これらの圧力で重合速度が極小となった。また30004500kg/cmの圧力域で、両モノマー共に重合速度の圧力依存性をほとんど示さなかった。4500kg/cm以上では再び大きな圧力依存性を示した。共存系のP-V挙動は、これを作った圧力域に対応して、特徴的な挙動をした。これらを総合して、アクリル酸エステルは低圧側でエステル基を中心とした、また30004500kg/cmの圧力域ではビニル基を中心としたモノマー分子の配列が起こるものと推論した。